野暮天堂

旅は道連れ、世は情け

悪いことする人は一部

面白い記事を見つけた。

 

www.itmedia.co.jp

こちらの記事によると、ある会社が調査したところ、インターネットユーザーの2割ほどが「悪意ある投稿」をおこなったことがあるというデータが出たらしい。投稿後の心理としては「すっとした」が最多の割合。

 

2割を多いと考えるか少ないと考えるかは置いておこう。たが、たかだか2割の人間だけが悪意ある投稿をおこなうだけでも、インターネット上の空間は殺伐としてしまうのかもしれない。しかも、普段良識的な人間が、ときとして悪意あるコメントを投稿することもある。しかも人間の意識は「悪意」にフォーカスしやすい。

 

以前読んだ本のなかに、「人間はポジティブなことよりネガティブなことに3倍強く反応する」というようなことが書かれていた。たった2割の人間がネガティブなことを書いていても、なんだか殺伐として印象を受けてしまうのだろう。

 

人はその人の見たいように世界を見る、とも言われる。「この世は悪いところばかりだ」という意識で世の中を見渡せば、悪いところばかり目に付く。そして、人間はネガティブなものごとに反応しやすい。ますます悪循環にはまりそうだ。

 

だが、実際には良識的な人間の方が、相対的には多いと思う。そうでないと世の中は回っていかないだろうし。だからこそ、そういう人たちの当たり前の日常のなかから、良いものを見つけていくことも必要かもしれない。