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野暮天堂

旅は道連れ、世は情け

料理はストラテジー【料理が楽しくなるコツとは?】

あれこれ

 ゆえあって、料理をすることが多い。

 料理はいつの間にか好きになっていたが、いまでは料理をすることがストレス発散になっていたりする。料理はどうして楽しいのか。自分なりの観点から語ってみたい。

 

料理は戦略

 

笠原将弘の毎日たべたい和食のおかず

笠原将弘の毎日たべたい和食のおかず

 

 

 最初はなかなかおいしく作ることができなかったり、うまくできなかったりするのだが、レシピを見ながら見よう見まねで作っていると、だんだんとコツがつかめてくる。料理を好きになる第一段階はこれだ。

 

 コツがつかめてくると、だんだん「何をいつしたらいいか」がなんとなく分かってくる。そうなると、料理に計画性が生まれる。この段階を過ぎると、料理をするのがぐんと楽しくなる気がする。

 

 さらに進むと、今度は家計費をどう抑えるか、ということを思考するようになる。どのスーパーで買うか。何をどう使うか。あるいは、冷蔵庫や冷凍庫をどう効率的に使うか。そういった要素を複合的に考えることが楽しい。そこから最適解を導き出す。

 

 もともと、戦略を立てるゲームが好きだった。同じように、男の中には戦略ゲームが好きな人間は多いはずだ。あるいはRPGゲームが好きな人間。しかも戦闘が好きな人間。こういったタイプの人間は料理を好きになる可能性が高いと踏んでいる。

 

かの伊達政宗も料理好きだった

 

伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男

伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男

 

 

 彼はかわやで献立を考えたという。最初それを知ったときは「面白い人だったんだなあ」と思ったのだが、今は彼の気持ちが少し分かる気がする。

 献立を考えるのも実は楽しい。メインは何にするのか。副菜をどう合わせるか。さらに栄養バランスを考えたりすると、なかなか奥が深い。

 料理をどんな皿に盛り付けるか、といったことを考えるのもまた一興。

 そういったことを一人静かに狭い場所で考えていると、不思議と落ち着く。それでいて頭は冴える感じがする。

 

 戦国武将でもあった伊達政宗は、料理にも戦略があると見ていたのではないか。などと考えてしまう。

 

 しかし、酒にはめっぽう弱かったらしい。

 そこがなかなかかわいい伊達政宗であった。

 

料理好きが増えたらいい

 

割合で覚える和の基本

割合で覚える和の基本

 

 

 

 考えることや、情報を収集することが好きな人間にはぜひ料理にトライしてもらいたい。料理は楽しく、奥が深い。料理を楽しむようになると、地域の生産物に目がいくようになったり、世界の料理について知りたくなったり、と自分の中の世界が広がるのである。買い物も結構楽しくなる。

 まだ、料理の楽しみを知らない人は以下の手順で料理を楽しんで欲しい。

 

①簡単なレシピを見て、料理をしてみる。

 →これで料理の基本。なんとなくの味付けの方法。料理の感覚がだんだん身につく。

②今度は献立を考えてみる

 →何をどう組み合わせるかという思考が、戦略的思考を刺激する。楽しい。

③スーパーを歩き回る

 →どのスーパーが何を売りにしているのかを観察するのも面白い。

④ ①~③を繰り返しつつ、ちょっと難しい料理にもトライする

 →めきめきと料理の腕が上がってくることだろう。

 

 この後、三日間から一週間の献立を考えて、スーパーでまとめて食材を購入。しかもそれをまとめて作ってしまうという「作り置き」という方法にスライドするのもいい。特に忙しい人には作り置きはおすすめだ。料理初心者にはなかなか難しいことだが、ある程度料理になれている人間ならば、ある程度の品数をまとめて作るのはそこまで難しいことではない。

 

つくおき 週末まとめて作り置きレシピ (美人時間ブック)

つくおき 週末まとめて作り置きレシピ (美人時間ブック)

 

 

 

 とにかく、無理はせず、楽しむこと。

 これが大事である。

 

酒のつまみをぱぱっと作れる男はなかなかダンディーである

 

 

「賛否両論」店主 笠原将弘のおつまみの流儀 (単行本)

「賛否両論」店主 笠原将弘のおつまみの流儀 (単行本)

 

 

「今日は酒でも飲むか」

 そう思ってちょっとスーパーに寄る。酒の種類を決め、食材を眺める。旬の食材やお買い得の商品を掛け合わせ、ベストなつまみを考案できたら……最高じゃないか。

 そして、ビールをぐびっと飲みつつ、ぱぱっと料理をする。

 もしかしたら、客人にちょっと尊敬のまなざしを向けられるかもしれない。

 いいものだ。実にいいものだ。

 

このように、料理には様々な面白さがある

 

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)

檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)

 

 

 古今東西、料理を愛してやまない人間は多い。

 しかし、料理の面白さに気づける人間はそう多くはないのかもしれない。

 実は昔は料理番組や料理漫画・アニメの面白さが理解できなかった。やってみて、はじめて料理の楽しさに気づき、今では心底面白がっている。

 

 きっかけは何でもかまわない。

 食費を抑えたい。

 女子にもてたい。

 釣った魚をさばきたい。

 何でもいいので、とにかくやってみて欲しい。

 料理はあなたの世界を広げ、ストレスを緩和するかもしれない。

 

 料理に栄光あれ。

 料理男子に栄光あれ。料理女子にも栄光あれ。