野暮天堂

旅は道連れ、世は情け

ニュースに振り回されないために

感謝や思いやりの効能

 

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上の動画では、精神科医の樺沢先生が、感謝や親切、思いやりの効能を解説している。

 

相手に思いやりや感謝の心を持ったり、親切にしたりすると、脳内でオキシトシンという物質が分泌される。このオキシトシンという物質は、脳の中の「扁桃体」という部分に影響を与え、その興奮を抑える働きを持っているそうだ。

 

感謝や思いやりの心を持つ、あるいは誰かから感謝され、思いやりを向けられると、オキシトシンが分泌される。そうすると、扁桃体の興奮が抑えられ、不安が和らぐ。また、オキシトシンには免疫力アップの効果も期待できるそうだ。

 

扁桃体とは

 

扁桃体は、恐怖や不安を司っている。

 

扁桃体は、人間の情動・感情の処理と、直観力、恐怖、記憶形成、痛み、ストレス反応(特に不安や緊張、恐怖反応)について重要な役割を果たしています。

参照:扁桃体って何?子供への影響と、過活動を抑制する子供への関わり方 | cocoiro(ココイロ)

 

オキシトシンの心身へのさまざまな効果に関する研究の第一人者であるKerstin Uvnas Moberg(シャスティン・ウヴネース・モベリ)教授は、オキシトシンを中心とする生体内のシステムを『安らぎと結びつき』システムと呼んでいる。オキシトシンの効果である不安軽減や鎮痛、身体的なストレス反応の低減、などは安らぎをもたらすオキシトシンによる信頼感や共感の増大は他者との結びつきを強くする

参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/15/1/15_48/_pdf

 

 

うつ病をある側面から説明すると、「扁桃体が持続的に興奮して、それが治まらなくなった状態」とも言えるそうだ。

 

そのほかに、オキシトシンを増やす方法は?

感謝や思いやりの心を持つほかに、オキシトシンを増やすには、

 

・家族、友人、子供とスキンシップをとる
・ペットとふれあう
腹式呼吸をする
・朝日を浴びる
・誰かと一緒にスポーツをする
・恋愛ドラマや小説にふれる

 

ということも効果的だそうだ。

 

暗いニュースに振り回されないためにも

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現在はこんな状況だから、テレビなどのメディアでは、やっぱり暗いニュースや危機を伝えるニュースがあふれている。それはそれで大事なことなんだが、そういったものばかりに触れていると、自分の心が疲弊してしまう。

 

ときには、家族や子供、ペットとふれあったり、散歩やジョギングで身体を動かしたり、深呼吸をしたりして、メンタルのバランスを保つことも必要だと思う。みんながみんな、この危機的な状況でタフにいられるわけではないだろうから。

 

とくに、自分のようにメンタルが弱い人間は、意識的にニュースと距離をとり、心が安らぐことを積極的におこなっていくことも大事だなと感じている。

 

緊急事態宣言が出て、家で過ごすことが多くなった人も増えた。だからこそ、意識的に気分転換を図る必要があるのだろうと思う。先日の記者会見でも、散歩やジョギングはOKという話だった。

 

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季節は春。花が芽吹きはじめ、木々には緑が増えてきた。こんな時期だからこそ、春を味わってみるのもいいと思う。そしてまた、こんな時期だからこそ、思いやりを持ち、当たり前のことに感謝し、親しい人たちと笑い会うことが大事になってくるんだな。